韓国ガールズグループは供給過剰?
- Takeda Hirotsugu
- 2017年8月28日
- 読了時間: 3分
去年から今年にかけて、I.O.Iの関連グループが人気を集めてるみたいですね。
いや、むしろこういう状況を作るためにProduce101という企画があって、そこからデビューしたのがI.O.Iっていうことなんでしょうけどね。
今デビューしているグループだと、宇宙少女、gugudan、DIA、Pristin、Weki Mekiってとこですが、まあ何しろどこのグループも人数が多いわけです。
宇宙少女が13人、gugudanが9人(gugudanっていうのは韓国語で九九のこと)、DIAも9人、Pristinが10人でWeki Mekiが8人。
もうこうなるとメンバーの名前を覚えるとか覚えないとかっていうレベルの話じゃないですよね。少なくとも、僕はもう諦めました。
人数が増えればCDのオマケのトレーディングカードの種類も増えてマニアがいっぱい買ってくれちゃうわけですし、歌の負担が分散される分ダンスの振り付けが多少忙しくても大丈夫とか、結果的に品質が保障されるっていうメリットもありそうです。とにかく最近のグループは全員絶えず動き続けてる感じですからね。
そう考えると、多人数化っていうのは自然な流れなのかも知れません。
90年代から2000年代初頭の時期には、歌の上手いメンバーが1人か2人いて、その他のメンバーは踊りで花を添えるだけ、みたいな見てて痛々しいグループもありましたから、それは基本的にはいい方向なんだろうとは思います。
ただ、やっぱり数が増えれば薄まるものもあるんですよね。
各グループとも色々趣向を凝らして目新しいものを作ろうというスタッフの努力がにじみ出てはいるんですが、既に確固たる地盤を築いてしまったTwiceだとかヨジャチング(GFriend)なんかと比べると、グループとしてあんまり際立つ個性が無いような気がします。その分、曲調で頑張っちゃったのが後発のPristinとWeki Mekiなんですが、面白いとは思いつつも、その先って多分断崖絶壁になってるよな〜的な老婆心をくすぐる危うさも感じちゃったりしてるわけです。
この曲なんて、普通だったら楽器音でやるところを歌でやっちゃう小技が効いてますが、そういう細かいところで個性を主張しちゃう曲が増える時って大体ブームが終わりに近づいてる時なんですよね。
もっとも、危ういからこそ目が離せないっていうのもあるので、結局売る側の術中に思いっきりはまってる感じがしないでもないですが(笑)。
世代的なものもあるかも知れませんが、僕はこういう曲の方が「あ、韓国っぽいな」と思っちゃうので、ブームが終わったついでにこんな曲が増えてくれると嬉しいんですが。
イ・ジアっていう割と最近のシンガーソングライターなんですけど、ピアノのアレンジのセンス凄くないですか?
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