Amazon Echoで音楽は楽しめる?
- Takeda Hirotsugu
- 2017年12月10日
- 読了時間: 3分
最近、スマートスピーカーが話題になってますね。
小型のスピーカーに話しかけると色々やってくれちゃうっていうやつです。
僕もAmazonのEcho Dotを買ってみました。
とはいえ、スマホについてる音声アシスタントと違って、音声で指示されたことに対して音声でしか応対できないですから、スケジュールを確認したりネットで検索したりするのはスマホでやった方が早いです。せいぜい、何か手を離せない状態の時にちょっと時間を確認するとか、出かける支度をしている時に天気予報を聞くとか、キッチンタイマー代りに使うとか、その程度じゃないでしょうか。
色々遊べるプログラム(スキルと呼ぶようです)が大量に用意されているので、将来的にはもっと違った使い方もできるようになるのかも知れませんが、当面は音楽を流すのが主機能ということになりそうです。
スマートスピーカーはインターネット経由で音楽配信サービスを使って音楽を鳴らすものですから、音楽配信サービスの質がそのままスマートスピーカーの使い勝手に影響します。Amazon Echoの場合はAmazon Music、Google HomeだったらGoogle Play Musicということになりますが、まあ両方ともライブラリの充実度は似たようなものです。というより、配信サービスに自信を持ってない会社はスマートスピーカーなんかに手を出さないですよね。
だから、Amazon Echoだろうが、Google Homeだろうが、来年発売されるらしいApple Home Podだろうが、どれを買ってもサービスのレベルは大体同じで、気にすべきは見た目と音質と値段の兼ね合いじゃないかなと思ってました。実際にAmazon Echoを使ってみるまでは。
音楽配信サービスって大体対応曲数の多さを自慢してます。何百万曲とか何千万曲とか。
だけど、どうやら配信サービスの実力ってもっと違うところに現れるみたいです。
これは、Amazon MusicでT-ARAを検索してみた結果です。

関連アーティストとして、Sistar、西野カナ、少女時代、Perfume、Apink、Bestie、レインボーが並びます。
Sistar、少女時代、Apink、Bestieは問題ないでしょう。細かく言い出すと色々ありますけど。
西野カナとPerfumeも意外にT-ARAとファン層が重なってそうな気もするので、良しとすべきでしょう。
問題はレインボーです。
この写真は明らかにハードロックバンドのレインボーですが、ここはやっぱり韓国のレインボーが出てこないとまずいわけです。レインボーのリンクを開いてみましょう。

見事に混じっちゃってますね。
じゃあ、当面のライバル関係にある、Google Play Musicではどうでしょうか。

一画面で表示されないのがちょっと不便ですが、似ているアーティストとしてSistar、Rainbow、Orange Caramel、Girls' Day、Dal Sharbetといった、同時期に活躍していた韓国のガールズグループの名前が並びます。そして、Rainbowのリンク先はこんな感じです。

ちゃんと韓国のRainbowだけが表示されてますね。
実は、Amazon EchoのAlexaに限ったことではないんですが、どういうわけか音声アシスタントは結構アーティスト名やアルバム名を伝えてもきちんと判別して演奏してくれません。
少なくともAlexaはアーティスト名を聞き取れたとしてもかなりの確率でシャッフル再生に入ってしまいます。
そういう場合、同じ名前の二つのグループを判別できていないというのは困っちゃうわけですね。
少なくとも、Alexaに「レインボーの曲をかけて」と頼むと「ろりぽーり、ろりろりぽーり」と来るか、「スモォォークオンザウォォォター」と来るか、やってみないとわからないわけです。
いや、「ごめんなさい、わかりません」って逃げられちゃう可能性も大ですけど。
スマートスピーカーが面白い道具であることは確かですけど、生活の一部に溶け込むにはまだちょっと時間がかかりそうですね。
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