韓国ガールズバンドの挑戦
- Takeda Hirotsugu
- 2017年9月3日
- 読了時間: 2分
近年、K-POPといえばアイドルみたいな感じになっちゃってますね。
確かに、韓国の音楽で一番目立っているのはアイドル歌謡ですし、特にダンスをあそこまでやらせる国というのはなかなか他にはないと思います。
とはいえ、ダンス&ボーカルグループだらけでも過当競争になるばかりで、実際ダンスがどんどん激しくなって来ている中、Marmelloというバンド形態のガールズグループが登場しました。
バンド形態のアイドルって、男子は割と成功している事例があるんですが、女子の成功事例はまだありません。それどころか、インディーズまで範囲を拡げても人気のあるガールズバンドというのが見当たらないんですね。ボーカルとギターの二人組なら頬赤い思春期(これがグループ名)とかいるんですが。
元々、バンドをやってる女子自体が少ないというのはあるんでしょうけど、ダンスをやってる女子よりも大幅に少ないなんてこともないですよね、きっと。このままダンスグループの過当競争が続いて行くといずれ人死にが出るようなことにもなりかねませんし、ここらで「アイドルバンド」が出て来るというのはいいことだと思います。
が。
曲はいい感じなんですけど、映像が・・・。
このビデオ、普通だったらダンスが入りそうなところで楽器演奏を見せてるわけですが、その見せ方がなんとも微妙なんですよね。可愛いとは思いますけど、「そこ、楽器持ってなくていいんじゃない?」とか心の片隅で思っちゃうわけです。
余り例が無いのでアレですが、初期のAOA Blackはその辺が上手く演出されてたと思うんですよね。ポイントになるところでだけ大げさな動きを入れて、それ以外の部分では大きくリズムを取る程度で余計なことをしない感じです。
セクシーコンセプトのAOAと比較するのは公平性を欠くかも知れないですが。
AOAはデビュー当初、ダンスグループのWhiteと、バンドのBlackの両形態を使い分けることになっていたんですが、実態は「一部のメンバーがダンスと楽器の両方を練習して、専任のドラマーと一緒に演奏する」という、そもそも無理があるとしか思えないコンセプトでしたし、期待したほど売れなかったこともあって、AOA black構想は割と早い段階で消滅しています。AOA自体は売れまくりましたけど。
この先、Marmelloがどうなるかわかりませんが、もうちょっと見せ方を考えてあげた方がいいんじゃないかなと思いますね〜。
Comments